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第5章 友達以上は、何て言うの


なんやとおー!と村上さんが大倉さんに襲いかかり、くすぐられて、大倉さんはいややぁー!やめてえ~!とじゃれだす。

横「ほな…浪花ちゃんにヤスと大倉の間に座ってもろて、すばるはマルとどっくんの間に座ったらええやん?」

それを聞いて、おいでおいで、と安田さんが間を空けてくれる。
「すいません、」と言いながら間に座る。

…緊張しかしないんですけど…

わたしが座るのを見て渋谷さんもしぶしぶ、錦戸さんと丸山さんの間に座る。
これでわたしと渋谷さんは向かい合って座ることになる。

普段から向かい合わせなんてよくしてるのに、今はとてもなんだか恥ずかしい。

横に渋谷さんが座ったのを見て、錦戸さんはニコニコしている。
…気まずいコンビは一体どこへやら…本当に渋谷さんのことを尊敬してるんだろうなぁ…
そしてそんな尊敬する渋谷さんがこんな平々凡々のわたしを連れてきたことに納得がいかないんだろう。「こいつのどこが、」という視線をありありと感じる。

実際、わたしもその気持ちとても良くわかります、錦戸さん。口には出しませんが。
というか今わたしから話しかけたら殺される。気がする。


横「主役も揃ったことやし、乾杯しますか~!」
安「しぶやんはいつもの、浪花ちゃんはオレンジジュースにしといたで~」
「あ、ありがとうございます」
渋「ん。」

横「ではーグラスをお持ちくださーい」

は~い、とみんなが返事をして片手にグラスを持つ。

横「すばるの生誕を記念しまして~~…

かんぱーーーい!」
カチン、カチンとお互いがグラスを鳴らしあう。
あまり動けずにいるわたしにみなさんが合わせてくれてグラスを当てに来てくれている。

も、申し訳ない…
錦戸さんまで当てに来てくれた。

渋谷さん効果ですかね

でもこんな風に不機嫌さとかも表してくれると、「ファン」として、見られてないという気がしてちょっと嬉しい。
eighterにはとても優しいですもんね、錦戸さん。

村「どないする?先にプレゼント渡しとくか?」
渋「何や、その、テキトー感!」
村「欲しくないんか!」
渋「くれ!」
大「素直wwwwww」

横「わかりやすく時計回りで渡してく?」
丸「しぶやん起点にする?」
村「それでええやろ」
渋谷さんは嬉しそうにきょろきょろとそのやり取りを見ている。
安「浪花ちゃんは最後な!」

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