• テキストサイズ

delivery start【KJ∞】

第4章 お友達って、


「改めて、よろしくお願いします!」と送った。

ピロロン♪
返事が早いなぁ…今時間あるのかな…?

『おん!よろしく』

『今なんしとんのん?』

…寝たいです、渋谷さん…わたし、寝たいです…

でも見てるのに返さないわけにはいかない。

「すいません、今寝ようとしてベッドの上です…」

と正直に返した。
この時間に友達追加したわたしも悪いけど…!
明日も学校なんです…!

『ベッドの上?!?!』

こ、これは師匠…
またエロいこと考えてますか…?

『ほ~ん…ベッドの上なぁ…?』

「…おやすみなさい!」

と返してケータイを置いた。

電気も消してベッドに寝転ぶと、またピロロン♪と音がした。

見てみると、渋谷さんから、おやすみのスタンプが送られてきた。








…明日、起きたらおはようのメッセージ送ろう…。







夢に、渋谷さんが出てきた。

渋谷さんどころか関ジャニ∞全員が出てきた。

何故か、誰かの家で闇鍋をすることになってて、わたしは闇鍋をしたことなくて、
それぞれ買出しに行こうっていうことになって、連絡取れる人がいないからとわたしは渋谷さんと行くことになった。

「きのこは絶対選ぶなよ!絶対やからな!」

「ww選ばないですよ~w」
と笑い返すと

「ほなええねん」

プイッとそっぽを向く渋谷さん。可愛い。

「じゃあ、闇鍋ですし…別で買いましょうか?
買ったら出入口らへんで待ち合わせしましょっ」

ケータイもあるし!っていう意味でケータイも見せると、

「お、おん、せやな」
フハハッと笑う。






わたしは鍋の、あごだしを買い、ついでに自分的にあったら嬉しいなーと大根も買った。
見えないように持ってきたエコバッグに入れる。

渋谷さんは先に待っていた。

パーカーの前が膨らんでいる。
…多分、見えないように、という配慮なんだろう。

「…荷物、少ないですね?」
見ながら言うと、

「いやーーーーんえっち~~」
と返してきた。

いや、確かに見てたけどさ…
「1個しか買ってないねん」

と目を細めて笑う。

「え?!1個ですか?…わたし2個買いましたよ」

「2個?!2個っていう手があったか…」

「え」
闇鍋って1個しか買ってきちゃダメなのかな…
うーん…と悩んでいるわたしを見ながら笑う渋谷さんの顔は優しく見えた。
/ 189ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp