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delivery start【KJ∞】

第8章 あなたと


…名前なんだっけ…!

「久しぶり〜」
私が座れるように1個ずつずれてくれた席に座る。
言いながら少しずつ名前を思い出す。




式が始まる前に安田さんからメッセージが来る。

『式始まった〜?』

今日はやけに安田さんからメッセージがくる…

『今からですよ』



















『浪花ちゃん、式始まったて!』
『もう行っといたがええんちゃう?』


ヤスからのアドバイスにより、タクシーで会場に向かう。



霄ちゃんとのやり取りも昨日が久しぶりだった。
久しぶりと言っても約1週間くらい。
霄ちゃんとは1日やりとりしてないだけで長い間やり取りしてないと感じるくらいだ。



ほんまに、霄ちゃんがおらなあかんようになってしもうてる。
いつの間にか。



何度も何度も、なんて言おうか悩んでる。
なんて言ったら霄ちゃんは……


例えば、俺のことを友達としか思ってへんやったら、
俺を好きになるような言葉とか、


どうしたら、俺のことだけを考えるようになってくれるか















はぁ〜
面白かった〜


最初の方は知らないおじさん達がなんか長いこと喋ってるなぁ〜とか思ってたけど、
ビデオレターみたいなもので、各小中学校の先生達が最近人気のアニメの歌に合わせて踊るというものがあって、それが面白かった。



会場の外を出ると少しだけ、みんなと写真を撮ったり話したりしたけど、やっぱりほかの人たちより、短く済んだ。
そろそろお父さん達に電話しようかな、と思ってケータイを取り出すと、またもや安田さんからメッセージが。

ほんとに今日はどうしたんだろう?

『終わったー?』

『終わりましたよー』


送った瞬間既読がついたと思うと、電話がかかってきた。



安田さん、どうしーーーーーー






安田さん、じゃない、








わたしの



大好きな




すばるさんからだ…











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