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第8章 あなたと



「振られるってまだ決まったわけじゃないですよ!」

こういうのに対して、「そうですよね!頑張ります!」とか前向きなことを考えれないから今のこの寂しい友人関係なんだろうなぁ…

















「わぁ…すご〜今日どうやって寝るの?www」

お姉ちゃんがまじまじと頭を見る。

「うつ伏せかー…体育座りかな…」


寝るの大好きなわたしにはとてもつらい。

「ちょ、写真撮っていい?w」
と言いながら既に撮ってる!この!!

「あ、それ、送って」


これを、約1週間ぶりのすばるさんとの会話のネタにしようかなって。














『普段は犬の下準備してますけど、今日はわたしが明日のために下準備されました!』

と、一緒に写真が送られてきた。




すごく新鮮な、髪型。

いつも下ろしているか、一つ結びしか見たことがなかったから、こんな風に編み込みとかされてる姿を見るのは初めてや。



雰囲気が全く変わる。


でも、写真に写り込んでいる格好に思わず笑ってしまう。


(今だけ頭セットしてんのにしっかりガチャピン着てんねや)

あの時、俺も着せてもらったガチャピンに身を包んでいるみたいや。


それにしても…これどうやって寝るんやろ。


『うつ伏せか体育座りですね…』

つらっ!

女の子はそういうとこ、つらいことあるよなぁ…
男はスーツ着るだけとかで済ませてもなんもあらへんけど、女の子は着物やないとあかん!みたいなとこ、あるからなぁ…その着物の時に髪だけなんもせんっていうわけにはいかへんやろし。



…女の子やなぁ…

しかも20歳か…


そう考えると決心が鈍りそうになる。
やっていくら20歳越えたかて、年の差は変わらんねやで?
そら背徳感みたいなんは生まれるに決まってるやん?


ブブッ、

『浪花ちゃん、10時頃に会場行くって!会場はもう知ってんねやろ〜?』

時間を聞くように頼んでたヤスから情報が来た。

『当日、しっかり頼んだで、ヤス』

了解!のスタンプが送られてきた。
まぁ、こいつのことは信頼しとるけど、でもなんかやらかしそうで不安はある。






明日が、決戦の日や







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