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delivery start【KJ∞】

第8章 あなたと


『わたしも、内緒です!』

言わない。
わたしの中に秘めておくの。

神様との、内緒事にする。(本人以外にはこの気持ち知られてはいますけども!)


『なんやそれ!結局自分もやん!』

『良いじゃないですか〜
あ、明日の約束、覚えててくださいね?』


関ジャニ∞としてのすばるさんに、友達としてのすばるさんに、ひとつだけした約束。

『わかっとるって。にぎにぎダブルピースな』



自分でもまだ、実際の会場での位置は知らないけど、
前の方であるのは確実な席番。



…見つけて、もらえるだろうか。
やっぱりわたしは、大多数のひとりでしかないのだろうか。






















「なぁ、」

メンバー全員に呼びかける。
幸い、いつもすぐ帰る亮もまだおる。


「明日、霄ちゃん見つけても、どこにおるとか俺に言わんといてくれ。」

自分で、自分の力で見つけてみせる。


安「なして?」
横「何、おるってわかったら緊張するん」

「ちゃう。霄ちゃんと約束してんねん。」

丸「何を〜?」

「俺が霄ちゃん見つけたら合図すんねん。友達としての俺と関ジャニ∞としての俺に線引きしとる霄ちゃんとの唯一の線引きしてへん約束。」


村「あぁ、ほんで自分で見つけたいっちゅーことやな?」

「おん」

さすが汲み取り上手。

錦「どこらへんかは分かるん?」

「それはわからんねん。」

きっとほかの奴が聞いたらあやふやな約束やなーなんて思われるかも知らん。

大「それであの中から見つけるとか難しくない?!」

「おん」

それでも、

「なーんや、わからへんけど、見つけれる気がすんねんなぁ…」


どこから来る自信なんかもわからん。
けど、見つけれる。そんな気がしてる。


「「「「「愛やなぁ…」」」」」

「お疲れっしたぁー!」

メンバーの何やら生暖かい表情と呟きを消すように、亮がひとり、帰って行った_____________






















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