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「好きじゃない。」*嵐*

第3章 はーどわーく(1)


*





「だからこの仕事って言うのはウソウソウソウソ、嘘!」



彼が私が必死に覚えた資料をハラハラ~と
床に撒き散らす。


いきなり狂ったようにテンションを上げた。
櫻井さんに私は全くと言っていいほどついていけなかった。


この人ってこんな感じだったんだ。。と、


人間の第一印象の違いに対する恐怖がひしひしと
理解できた。



そして、


嘘だろ、というふうに口をアホみたいにあけた私に
にっこり微笑んで。




「安心してください。」



履いてますよか?履いてますよか?

個性的過ぎる彼が唯一の救いの言葉を差しのべた。



「千春が覚えたことは無駄じゃないよ。」



『ほんとですかそれ笑。ちょっとというか大分?なんか何から何まで嘘嘘嘘じゃ、感覚が麻痺してるんですけど。』



「安心してください。本当ですよ。」



なんなの。それ、はまってんの?



『はっきり言って古いから、それ。』








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