第3章 はーどわーく(1)
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『どう言うこと。』
私は初めて聞かされた情報屋という言葉に
頭が追い付けないみたいだった。
「それは俺が説明するよ。」
混乱している私に落ち着いた息をついた彼が。
私と松本さんの間に入った。
「松潤にはちょっと荷が重いかもしれないしね笑」
彼は私の前にコーヒーを持ってきて。
説明し始める。
「今、君がしたテストは仕事を任せるためのテストじゃないんだ。」
私は驚きのあまり。
息を吹き掛けることなくコーヒーを口にいれてしまった。
火傷するような熱い液体が喉の奥を通るのがわかる。
「じゃあ、なんだっていったら。こう言った方が正解かもしれない笑」
彼は以外にも大きな口で笑って、
「君がここで働けるかってこと。を測った…とか?笑」
無邪気とは言わない。
情には消して流されないような瞳で私をまじまじと見つめた。
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