第4章 作られていく日常
【ルネSIDE】
周助君は学問の方も優秀らしい。
彼は私との英会話に楽々とついてきた。
(弱点とかないの?)
私は内心感心しながらも彼と英語で話した。
その後は目的の宿題の方も終わらせて、シャワーも浴びて部屋に戻った。
「は~」
私はボスンッという音を立ててベッドに倒れこむ。
「・・・あ”~くそ~・・・」
枕に顔をうずめて足をバタバタさせる。
理由はわからない。
無性にそうしたくなった。
「・・・・・・」
仰向けになり天井を仰ぐと、先ほどの事が脳裏によみがえる。
『I am happy that I can meet you.(貴方に会えてよかった)』
(・・・なんであんなこと言っちゃうかな、私は・・・)
周助君に会えて、第一に目的ができた。
笑顔以外の表情が見たい。
突拍子もなく思いついた変なことかもしれない。
だけど、彼は実際私にここまで行動を起こさせている。
「I don't think that a trifle・・・(つまらないことだとは、思わない・・・)」
無意識のうちに顔がニやつく。
目標は、絶対に難しい方が面白いに決まっている!