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スピード恋愛【テニプリ】

第2章 学校



【周助SIDE】



「なあ、もしかして教室の前に立っている女子?」



「え、マジ美人じゃね?」



周りの人の会話が聞こえた。


教室の外を見ると・・・



「ああ・・・」



やっぱり昨日家に来ていた少女だった。



「今日は、もうみんな知っていると思うが・・・転入生がいる」



「前置き要らないっての」



「ってかさ、結構胸ない? さっすが外国人ってか?(笑)」



「足も綺麗だよな」



後ろの男子の会話が聞こえる。


斜め後ろから見ても彼女の胸の大きさはわかる。


そして昨日のプリーツパンツとは違い、制服のスカートをはいた彼女の白い足はさらされている。


もし彼女に手を出したら、多分姉さんが黙っちゃいないけど・・・



姉さんが普通に送り出したんなら別に僕は何も言わないけれど、彼女がいない今、何をしているのだろうか。


姉さん・・・休みの日荒れないかな・・・





「入っていいぞ」



「はい・・・」



ガラッという音とともに彼女が入ってきた。



男子に限らず、女子の視線もくぎ付けになっている。



「えっと、日向ルネです。クォーターで、出身地はフランスです・・・」



彼女は言葉を選ぶように丁寧に話した。



「よろしくお願いします」



彼女がお辞儀をすると、今まで黙っていたクラスのみんなが少しざわつく。



「日本語上手いな・・・」



「クォーターだからか?」



そういえば、昨日からずっと日本語で話してる。


すごいなと少し感心しながら彼女が席に座るのを見守った。


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