第3章 出会い
……えと、なんで笑ってるのかな?
逆に不安なんだけど……
王子にキレるとかほんとに不覚…!
兵団の人に迷惑かけちゃうかな…
(迷惑…かけたくはない、けど)
イ「…きにしないでいいよ。久しぶりに面白い者を見たな。
私は“イザナ・ウィスタリア”クラリネスの第一王子、だ。
貴女は?」
第一王子…
ってことは次期陛下じゃん…
失礼なことしちゃったかな…
まぁ、いいか←意外とポジティブ
レ『レン、と申します。……先程は失礼を。(まぁ、反省なんてこ れっぽっちもしてないがな!!)』
イ「へぇ、レンっていうんだ。私は7歳だが………君は?」
個人情報、ばっかだな
王子だからいいのか?いや、うん
………………反抗したほうがめんどくさいな
レ『イザナ殿下と同じく7歳ですが、なにか?』
あぁ…めんどくさい…手紙届けに来ただけなのに………