第8章 赤葦とほろよい【裏】
チュッチュッ……。
「音立てないでよぉ…」
「なんで?」
「なんでも、ふっ…あん……あ……あぁっ」
すいれんの飾りを口に含んで、今度は舌で転がす。
甘く食んだ。吸った。
飴を舐めるように丹念に、味わうように。随分長い間、いろんな刺激を与え続けた。
すき、すき、と何度も囁かれた。俺も、俺も。と すいれんの愛撫をしながら、唇だけ動かした。
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「はぁ……はぁ…もう、けいくん、ゆるして。ぐちゃぐちゃだよ…」
「よく言えたね。確かめてあげる」
「うん…ぁ、あ、…!そこちがう、ちがう…」
何を確かめるの、けいくん、そこ、女の子が一番敏感なところだよ、そこは…
「大きくなってる、ドクドクしてるよ?」
「だめ、だめ…っ ああっ、ん、…」
いつのまにか ショーツは足首にいた。
けいくんはバレーやってるときみたいにいじわるで、でも優勢の余裕そうな顔をして、わたしの顔を見てくる、はずかしい、はずかしいのに…!
ックプ。クチュクチュ…
あああ、もっと恥ずかしい音がする。
そして、けいくんがその音を出してて、それはわたしがこんなに感じてるからで、大好きなけいくんに そんな姿を見られて……。
何回もけいくんには抱かれてるし 気持ちよくしてもらってるけど、 やっぱり慣れない。
「ほんとだ、ぐちゃぐちゃ。やらしいね、 すいれん?」
「ああ、やっぱり、そこだめ、……ふぁあっ、あぁあっ…」
「やっぱりここがいいんだ」
じわじわと恥ずかしさが消えていく、けいくんの手で、けいくんで、いちばんきもちよくなりたい。高みにのぼっていく。
「ダメ、イっちゃうよ…あっ…あっ、イク…あぁあああっ!」
やっと目をあけたら、もうけいくんは準備万端。
舐めたかったな、とつぶやいたら、また今度ね、と言われて、髪を梳かれた。(いつも、「また今度ね」って言われる)
きょうは、けいくんの顔を見てたいなあ。身体を起こしてけいくんのひざの上に乗っかってみた。
「だっこがいいの?」
こくんと、頷くと、また、口だけでけいくんが笑って、おいで、と言ってくれた。
クプ、と、とろとろになった秘部にけいくんのモノが入ってくる。この貫かれてる感じ、すき。
けいくんにキスをねだると、すぐに熱いキスが降ってきた。
たくさんいじわるもするけど、やっぱりやさしいね。