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囚われの姫【ONE PIECE】

第1章 出発点


穏やかだった空気に騙されていたのだ
彼女は今、攻撃している
残酷なほど光る目


「に、逃げ…ッ!」
「Room」


ローはサークルを構える
ペンギン、シャチ、ベポはすぐに非難した


「シャンブルズ」


落ち葉と水晶が入れ替わる
それに驚いた様子もないエリエル


水に戻ったエリエルは面白そうにローを見つめた
何本もの水柱を出現させたり消したり

宝石に変えたのは分かった
だが何故水も操れる?
能力者なら人魚でさえ泳げなくなるはず



「お前本当に何だ」

「憎いだけ、海賊が憎いの」



表情一つ変えずに言い放つ
水の塊を作り上げると全て水晶にした
投げるわけでもなければそれを抱えたまま水から上がった



「ね、宝石作ってあげる」
「何が言いたい」
「手を貸して」


エリエルが左手を差し出した
だがローは握らない
シャチの言葉を思い出したからだ


『手で触られると宝石にされるんだとよ!』


そして不敵に笑った。


「その手は人を宝石に変える手か?」

「バレたわ、ふふふっ、そうよ」
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