第2章 1話
家に帰るとまだ明かりが付いていた
『パパとママ今日いたんだ』
仕事でいないと思ってたわ…いてもいなくても関係ないけど
『ただいま~』
「あらおかえりなさい」
『仕事は?』
「今日は早く終わったのよ」
『ふーん…パパは?』
「もう飲んでるわ」
ママはそっけない、いつもの事だけど
「にゃ~」
足元に真っ白い猫のシロ私の愛猫
『ただいま~シロ~』
シロを抱き上げ部屋に戻った
部屋に入り
鞄を漁ると生徒手帳が無くなってた…どこで無くしたのかな…
PPP…
ケータイが鳴ってる
しかもしらない番号だし
とりあえず出てみる
『はい、もしもし…』
「もしもーし、俺松野おそ松!」
なんかガヤガヤ聞こえるし誰だよおそ松って親どんな意味でつけたんだよww
「で、君さっていう子だよね?」
『そうですけど…なんで私の番号と名前知ってるんですか?』
「生徒手帳無くしてない?」
『あ、拾ったんですか?』
「そっ、だからさ取りに来てよ」
いや、アンタが渡しに来いよ住所書いてあんだからw
とは、流石に言えない私
『分かりました、明日のお昼に取りに行きます』
「へーい、おねがいしまーす」
『では失礼します』
「おう、じゃーな!」
プツッと電話を切って
『…変な人だな…』
でもちょっと会うのが楽しみだったりする
さっさとご飯食べて寝よ…