• テキストサイズ

【医療】Leben 〜レーベン〜 <修正中>

第15章 感情で動く、愚かな医者


「テロによって多数の死傷者を知らせるコールのことだよ」


「基本のコールのことぐらい覚えておいて」


「て、テロ⁉︎

怪我人出てるんですか?」


「神崎、詳しい状況聞いてくれる?

藤代のヘリ患者、もしかすると別の病院に搬送して貰うことになるかもしれないから」


「はいよ。

ちょっと確認してから行くから、先処置室行っててね」


PHSを取り出すと、どこかへかけた。


「君もボーッとしてないで行くよ」


「は、はい」


フェローを連れて処置室へ急ぐ。




「慌てないで落ち着いてやって」


テロという言葉に怯えている水原を横目に見て、告げる。


「…はい」


「神那ちゃん!

やっと追いついた…。

庭園で死傷事件が起きたんだって。

犯人はまだ抵抗中だから被害者出るかも」


「念の為藤代の方は別の病院に搬送するよう連絡入れて!」


「はいっ」


すれ違った看護師に言付ける。
/ 223ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp