• テキストサイズ

レゾンデートル【PSYCHO-PASS】

第4章 犯罪係数2



あなたという怪物










「あの――。」
「こりゃ同じ『常守監視官』でもえらく違うモンだな。綾ちゃんなら文句の一つや二つ、飛び出してるだろうに。」

征陸の台詞に、彼も綾を知っているのだと朱は悟った。

「――狡噛さん。姉は――、常守綾は今どこにいるんですか?」

朱が問えば、ドミネーターを構えていた狡噛は少し考えてから口を開いた。

「さっきも言ったが、綾の所在は俺が教えて欲しいぐらいだ。3年前のある日を境に、綾は忽然と姿を暗ました。生きているのか死んでいるのかさえ分からない。アンタだってそうなんだろう?」

奇妙な沈黙が3人を襲った。
/ 23ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp