第1章 聖なる夜？

「やっ」

「そのまま自分で弄って」

「いや、むり……」

「大丈夫、簡単でしょ？」

こうやって、と続けて指を動かされて。

「そう……気持ちいい？」

自分でさせられてる恥ずかしさと、気持ちよさで顔が熱くなる。

言葉にならない声しか出ない。

「手を離すよ。そのまま自分で気持ちよくしてて」

ゆっくり裕太の手が離れて、私はそのまま自分の力で動きを続けた。

恥ずかしさで目を瞑っていると。

「ゆりな、じょうず」

と、耳元で囁かれて。また、胸の先端を甘噛みされて自分の意思とは関係なく顎が持ち上がる。

胸にあった頭が、ちゅっと音をたてながら徐々に下へと移動する舌が気持ちよくて、私の指がある場所に辿り着いた時に

「あ、指動かしてないじゃん。ちゃんと自分でして」

裕太の舌に意識が集中して指を動かすことを忘れていた。
　
でも、改めて言われると再び動かすのが恥ずかしくて

「ほら」

指の上から突起ごと舐め始めた。

「んん……」

腰が思わず浮き上がる。

羞恥心すらどこかに飛ばされて、気がついたら指を舌のリズムに合わせて動かしていた。

それだけでも充分私を追い上げてるのに、更に細くて長い指が再び入ってきた。

えぐるように二本の指で中を刺激されるとたまらず、腰が動いて乱れていく。