第1章 聖なる夜?
胸の先端を口に含まれて、思わずあっという声が漏れる。
執拗に吸われたり舐められたりして頭がクラクラする。
「やっ」
今まで胸の膨らみを包んでいた手が骨盤の辺りをなぞるように滑っていく
その手がそのままどこに向かって行くのか期待して膝を立てた。
誘導されるようにその手は私の期待通りに動いていく。
すぐに敏感な突起に辿り着いて優しく円を描きだす。
「はっ」
背中に力が入る。
次第に指の動きが激しくなって、恥ずかしい声が止められなくなる。
「あっ、だめ……」
言葉は無視されて、指が湿ったところに入ってくる。
この指に何度も翻弄されて毎回、私の知らない快感を探り当てる。
こんな可愛い顔から想像できないほど妖艶に、私を淫らにしていく。
不意に指を抜かれて、そこに余韻だけが残って私はすがるように目を開けた。
裕太の顔が思いのほか目の前にあって目線がまともにぶつかる。
じーっと見つめられたまま私の手を取って人差し指と中指を口に咥えられた。
口内は熱くて柔らかくて、舌で指の関節や付け根をしごかれると、今まで感じたことがない
快感がそこに灯る。
指先なんかがこんなに気持ちいいなんて知らなかった。
指を口にふくんで、まるで骨付きの肉でもしゃぶるようにする仕草がやけにイヤらしく見えて
その光景をうっとりと見つめていると
裕太の唾液で濡れた指をそのまま私の下の突起にあてがわれて
その上から裕太の手で左右に
動かされる。