第4章 大学入学
この後は必要な書類を取りに行き、各自解散という流れだ。
体育館を出ると、早速サークルの勧誘が始まっていた。
「七瀬はサークル入るの?」
「んー、入りたいとは思ってるけど…シュリは?」
「私も入りたいとは思ってるよ!まだどこに入るかは決めてないけど…。」
すると、一人の男性がチラシを持って駆け寄ってきた。
「写真部でーす!良かったら入りませんか?」
「写真部かぁ…。」
私はチラシを受け取り、興味を持った。
七瀬が横からチラシを除き込む。
「へぇー、カメラ持ってない人には貸出しもしてるのね。」
「写真部…いいかも。」
私がそう呟くと、隣にいる徹がチラシを奪った。