• テキストサイズ

〜Cafe myosotis〜

第8章 -感謝の気持ち-(花巻/青峰/岩泉/鎌先/木吉)


「「「「「(か…かわいい…)」」」」」


寝起きのすみれに見とれる5人だったが、
そこでいち早く冷静になったのは、しんみりした空間にいなかった花巻だった。


「すみれちゃん、
酔って寝てたみたいだぞ?」


「ふぇ…?あ…そいえば…寝たかも…」


「はは…相変わらずだなぁ。
てか、もう終電ねぇだろ?
奥の部屋のベッド貸したげるから。
シャワーもあるし。
メイク落としてから寝なきゃダメだろ?
ほら、おいで?」


「ん…?ぁ…はぁい。」


酔っ払いで寝起きのすみれは
言われるがまま…
しゃがんですみれに背中を向ける花巻に
しっかりその身を預け、
そのままおんぶされ、
奥の部屋に消えていった。







「「「「はぁ⁈」」」」









ことばを掛ける間もなく、
花巻にすみれをかっさらわれた4人は、
ただただ呆気に取られるだけだった。



それでも4人の感謝の気持ちは、
眠っていたすみれの胸に
ちゃんと届いているのだろうか?


ことばにしても
まだまだ足りないくらいだが、
今度はちゃんと起きているときに…
もっともっとたくさんのことばで、
感謝の気持ちを、
誰よりも自分が1番たくさん伝える…
そう胸に誓う4人だった。







---End---



/ 69ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp