第1章 メリークリスマス...N
そしていよいよクリスマスイブ
昨日までとは比べ物にならない
くらいの人の数
外で販売しようと
していたが雪が降ってきたので
店内だけとなってしまった
ケーキを売りながら思っている
ことはひとつだった
今日のサンタは1人だけ
彼女がいない
遅れてくるのかなと思っていたが
もうお昼を過ぎていた
人の波が少し落ち着いたときに
ケーキの予約をしていた人が
やってきた
「あれ?
バイトの女の子は今日は休み?」
俺がききたかったことをきいてくれた
「あー真由ちゃんね昨日まで
だったんですよー」
...えっ?
そんなの俺きいてないんですけど
「そっかー残念」
とその客が帰るとすぐに母さんの方に
行った