第1章 メリークリスマス...N
『和也さん
サンタさんのままで
雪の中歩いてるの
なんかケーキの上のいちご
みたいです』
そんな冗談を言う真由は
今までで1番笑顔で
思わず見惚れた
こんな笑顔が見られるのなら
クリスマスも悪くないな
「明日は2人でどこかに
行きましょう」
『もちろんです』
明日のこと話していたら
あっという間に店が見えた
『二宮さん大丈夫かな』
と母の心配をして急いで
行こうとする真由の手を
とってもう一度唇を重ねた
驚いてる真由に
照れてしまったから
最後に一言
「メリークリスマス」
と言って中に入った