第1章 誕生日の彼
影山side
なんか、さんが可愛すぎてヤバい
俺のためにここまで用意してくれてたんだ…
嬉しすぎる…
飯は俺の好物を作ってくれた
ケーキも食った
今はソファに2人で手を繋ぎながら座ってる
影山
「さん。」
「どうしたの?」
影山
「プレゼントとか無いんすか?」
「今度、一緒に買いに行きたいなって思って。」
影山
「じゃあ、無いんすね。」
「うん。ごめんね?」
これはチャンスなんじゃ…
影山
「さん。プレゼントいらないんで、俺のワガママ聞いてくれませんか?」
今日を境に一線越えてやろうか…
「え?うん。私にできることならいいよ。」
すっげぇ笑顔で言ってくる
この人意味わかってんのか?
影山
「呼び捨てにしてもいいですか?」
俺はさんを抱きしめた
「いいよ?」
影山
「…」
「じゃあ、私も。と、飛雄ッ…」
赤くなってるを見て、俺も顔が熱くなる
影山
「2人の時だけでいいから敬語…やめてもいいすか?」
「うん。でも、2人の時じゃなくても、先輩と後輩の前に彼氏と彼女じゃない?」
ほんと、この人には敵わないな
「と、飛雄の…したいようにしていいよ。」
今、どんな顔してるんだろ…
抱きしめてるから顔が見えない
腕の力を抜いて、勢いよく
に触れるだけのキスをした
した後は、の顔がどんどん赤くなっていった
恥ずかしさのあまりか、俺に抱きついた
「今、絶対顔見ないで!すっごく、恥ずかしい‼︎」