第1章 誕生日の彼
澤村
「お前は何か考えがあるかも知れんが、俺たちから言われたのに、彼女からは何にもないのは寂しいだろ?」
……なんとも言えないです
「それは…その……」
清水
「ちゃんは悪くない。」
澤村
「清水?」
清水
「ちゃんは…」
「だ、大丈夫です、潔子先輩!私がちゃんと言えてないのがいけないだけで…」
菅原
「いや!別に攻めてないべ。」
東峰
「ただ、少し影山機嫌悪かったんだよ。」
機嫌…?
え、楽しそうでしたよ…?
澤村
「いや、機嫌とかじゃなくて、あれは怒りをぶつけているだけだ。ま、俺たちが口挟む問題でもないか。悪いな、。」
澤村先輩は無造作に私の頭を撫でた
「いえ、私のせいでなんかすみません。」
この時、3年生と私のやり取りを飛雄くんが見ていたなんて知る由もなかった
3年生との話が終わり、私は急いで教室に向かっていた
やばい、遅刻しちゃう…
西谷
「よ!。朝から元気だな!」
「よ!じゃないよ!朝練何で来てないの⁉︎今日は3年生の先輩達全員来てたのに、残念だったね。」
西谷
「え、潔子さんも⁉︎連絡してくれよ〜。」
「だから、何度も言ってるでしょ!スマホ持ってないの!」
西谷
「あ、そういえば、さっき影山と会ったぜ?機嫌悪かったなぁ…」
なんで⁉︎
「わかったから、もうすぐ本鈴鳴るから急いで!」
私のせいで機嫌悪いの…?