第2章 流れる毎日
獄寺さんの後をついて行く途中、このビルについて詳しく話してくれた。
一階が、食品店舗が並ぶ。スーパーかな?
二階が、洋服店舗が並ぶ。帽子とか、靴とかも入ってるそうな
三階が、ゲームセンターとかゲーム・ケータイ売り場。
四階が旅行代理店と結婚式とかの計画したり、ここの階で結婚式が出来たりする。
五階がレストラン街…ここだけで世界の料理が食べれるんだって!!
六階が本屋さん&雑貨、文房具屋さん。最先端の文房具とか面白そうな物が…
七階はバーとか五階よりもっと豪華なレストラン…シャンデリアとかありましたよ…
八階はホテル…といってもVIP専用だって
九階はここで働く幹部達が住んでるそうだ。勿論、社長もだって
ここの階には食堂もあるって
私は、普通の社員だから住まないんだろうな
そして、十階が仕事するとこ
ここまで、一気に説明してくれた獄寺さん口調は荒いがとても丁寧です…
やーさんなんて思ってすいません。
…しっかし、覚えるの大変そうだな。メモはしたんだけどなぁ…
「おい、侑!今から、十代目の所に行くからな、心の準備しとけ!」
え?侑って呼び捨てですか…ま、そうだよね。上司っぽいし
…そして、最も気になるのが“十代目”の存在。多分、話からして社長事だろうな…、獄寺さんの話からは異様に“十代目”の単語がでる。
素晴らしい人…と言っている
そうだといいな…
そう、ずっと考え事をしていると獄寺さんが
「しっかし、お前って喋んねぇなぁ…まぁ、けたたましいよりかましだか」
言いながら、私の顔を覗き込む
『!!』
やーさんという印象が強かったせいか、気付いてなかったが超イケメンだ!
髪は銀髪で、鼻が高くて、顎がスッとしてて、目付きは悪いがそこもかっこいいと言えるだろう。
そして、モデルのようなスタイルだ…すげぇ
いや、けしてあれじゃないよ?面食いじゃ、これは一般女子としては当然です。
「何、ずっと見てんだっ///」
へ、あそうだな。
「行くぞ…、お、お前喋らな過ぎだからって、十代目に自己紹介ぐらい自分でやれよ⁉」
デレたと思えばツンと突き放し…って、もしかしてツンデレ⁈
そう思っていた最中、獄寺さんが社長室を開けその中に見えたのは、ススキ色の髪をした男性。
直感的に優しいって感じた。
はて、その直感は当たったのやら