第2章 流れる毎日
な ん でぇぇぇえ?
心の中で大絶叫した。原因は一つ。「荷物」だ。
先程、『荷物多くないしね」とか言ったのは私だ。紛れもなく私。
でも、
『少な過ぎだろぉぉお』
はは…言っちゃたよ!ほんとだよ!
だって私確かに少ないと思ってたよ。でもね、服が一着しか入ってないよ?
私は、服にそこまでこだわりは無いだから、何年も同じ服を着ている。だから、服に関しては何にも思って無かったが…まさか、あの服達布切れと思われたんですか!!
やばやば…どうしよう
大量に汗をかく
『…着替えよう』
一着だけの私の服はあれです。ジャージです。そこまで着たことなかったから捨てられなかったんだろ。自嘲的に笑う。
ふと、時計を見ると3時半…やっば早くしないとな…
と、とりあえず、本片付けようかな?
そう思い、本棚にいれて行く。本棚も黒でシックだ…いいねぇ
てか、私の家具捨てられたんだろうな…
そう考えると、ここに運ばれたのは、本+α(ジャージ)だけじゃない?うわー…
そう言って最後の本を入れる。
『ん?』
ヒラヒラとメモ紙が落ちた。拾うと
「君の洋服らしき物は、捨てておいたよ?俺が新しい服買っておいたから〜、君あんな物着られたら、困るから?ね?じゃー、」
…下に沢田綱吉と書いてあります。はい、なんだい。あんな物て…泣くよ?
気が付くともう4時半。あらら…私、気づかなかったなぁ…はは
そして、ある事に気付きました。ベットどこ?それと、ツナさんの言ってた洋服とやらはどこよ?
考えること、20分。
『あ…、扉…ある』
扉を開けると、素晴らしいベットとタンスがありまーす。ベットになんか、カーテン付いてまーす。なんでですかー?
この部屋は私以上の価値がある気がします。