• テキストサイズ

〜泡沫〜《BLEACH》

第3章 〜特別〜



「ごめんね、あの人達に手を掴まれて、吐き気がした。びっくりしたの。目も合わせられなくて、気持ち悪くて。
でも、何で白哉や冬獅郎は平気なんだろって、考えてて」


「…そうか。少し休むか」


優しく髪を撫でてくれる手はやっぱり暖かくて。

頷くと、彼は近くの甘味処でゆっくり話を聞いてくれた。

こんな話、怒ったって不思議じゃないのに。

あんな奴らと一緒にするなって、声を荒げたって普通なのに。

彼はどうしてか酷く優しい瞳をして、私の話を聞いていた。

まだ、あの感情は分からないけれど。

一つ、分かったことがある。

彼等は私の中で、特別な存在なんだってこと。
/ 351ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp