• テキストサイズ

〜泡沫〜《BLEACH》

第2章 〜天賦〜



戻ってきた玲はひどく上機嫌だった。


「何かあったか?」


気になった白哉がそう問うと、玲は嬉しそうに砕蜂との事を話した。

そして、午後から松本にお誘いを受けたということも。


「…そうか」


凪いだ心に波紋が広がるのを自覚しながらも、白哉は顔色を変えずに彼女の話を聞いていた。


「うん!だから、午後から向こう行くね。あ、お茶入れてくるから待っててね」


「あぁ」


玲が隊主室の奥へ消えると、恋次が複雑そうな自然を送ってきていた。


「なんだ」


「いや…隊長、やけに彼奴を気にかけて…」


無駄口を叩こうとする恋次にすっと目を細めると、ぴたりと口を閉じる。


「…仕事するっス」


「黙ってしろ」


「…うっス」


そこへ盆を持った玲が戻ってくる。
/ 351ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp