• テキストサイズ

〜泡沫〜《BLEACH》

第11章 〜予兆〜



ぽふっと寝台に飛び込むと、月明かりで彼が意地悪気に笑ったのが見えた。


「そういえば、覚えてろって言ったよな?」


反射的に逃げようとするも、既に腕はしっかり掴まれていて。


「物覚え良すぎるのもどうかと思…んんっ」


反論する前に、息も出来ないほど深い口付けをされて。

力を奪われて、ぐったりと彼に寄り掛かる。


「意地悪」


「そうか?まだ加減してるぞ」


「…お願いだからそのままで居て」


「しょうがねぇな」


そんなやりとりにふと笑みが溢れて。

心が温かくなる。

氷の化身なんて斬魄刀の所持者だとは思えないくらい。

彼の側は心地良い。


/ 351ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp