• テキストサイズ

〜泡沫〜《BLEACH》

第1章 〜欠片〜



「は?二本…?」


「…破壊と創造なんて、対極の力、一本の斬魄刀が有してるわけないじゃない」


「…いや、まぁそうかもしれねぇが」


「因みに月読はちゃんと眠ってるから大丈夫だよ」


「…はぁ…そうか」


最早驚きを通り越して呆れている冬獅郎は、もう何も言うまいと口を閉じた。

少し冷めたお茶を飲んだ私は、今後の方針を決める。

単純に、極力戦闘は避けて、無理なら鬼道と白打で乗り切る。

それで倒せないような強敵が出てきたら、斬魄刀はその時考えよう。

取り敢えず聞かれたら、風と雷って言っておけば良いかな。


「よし」


一人頷いた私に、冬獅郎が視線をあげる。


「決めたのか?」


「うん」


取り敢えずの方針を伝えると、彼は分かったと頷いてくれた。

それから少し雑談をして、日が傾いてきたぐらいで冬獅郎が立ち上がる。

同時に誰かが執務室の扉を叩いた。

/ 351ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp