第4章 オセロ(アレン夢)
「…退いてよ。」
私の上に股がるアレンを睨み付けた。
「僕だけのモノにする、って言いましたよね?」
アレンは先程から表情一つ変えなくて、それが逆に怖かった。
「アレンってそんな人だったんだね。良い子だと思ってたのに。」
「…良い子、って何ですか?」
アレンの声が低くなった。
「何が良くて何が悪いんですか?欲しいモノを手に入れようとするのは悪いことなんですか?」
「そういう訳じゃないけど…やり方が汚いよ。」
「汚くて結構です。ずっと苛々してたんですよ。神田とシュリを見てると。お互いしか見てなくて…シュリは少しも僕を見てくれない。」
アレンが、歪んでいく。
黒い感情に侵されていく。
いや、元々アレンの中にはそういう感情があったのか。
それを表に出さないだけで。
「僕だけのモノに、なって下さい。」
その後アレンに酷く乱暴に犯された。
こんなアレン、知りたくなかった。
仲間としては大切に想っていたから。