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第1章 聖なる夜に(神田夢)
シュリは細やかながら、神田にプレゼントを用意していた。
机の上に置いてある彼へのプレゼントに目をやる。
プレゼントは、髪紐。
任務中に無くしたり、ボロボロになって使えなくなってしまう消耗品だから、いくつあってもいいだろうと思って買った。
髪紐一つ選ぶのに、3時間もかけた事は神田には秘密だ。
「…早く帰ってこーい。」
今日何度、同じ様な一人言を呟いただろうか。
ベッドに横になり、プレゼントの髪紐の入った袋を握りしめる。
シュリはそのまま眠りについてしまった。
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