第1章 『近くて遠い』
そうは言ってもしたいことには変わりはなくて
マイコの隣に座って黙って見つめてみた
いぶかしげな顔をして「どうしたの?」と聞いてきた
「シャワー浴びてこようかな?」
「う、うん…いってらっしゃい」
見とけよ?俺の本気の誘惑を
俺は何も言わずに服を目の前で脱いでやった
ちょっとはその気になったかなぁ?
でも、なんにも言ってくんない……
いや、弱気になってる場合じゃない
少し自信をなくしつつ、次の作戦にでるべくバスルームに向かう
マイコが好きなアワアワのやつも入れたし
よし!準備オッケー
「ねーっ!マイコーっ!」
「なにぃ?」
言いながらバスルームに入ってきた
「一緒に入ろ?」
これどう?少しはその気になった?
「えーー、恥ずかしいからいいよー」
「なんだよ?何度も裸見てんじゃん」って笑うと
「そういうのとは違うの」
と、ちょっとデレデレしてる
もうちょっと押したらいけそう
「いいから、ほら、おいで」
「いーやーだよー」
あ、行っちゃった……
なんだよーー!
せっかくお風呂で色々しようと思ったのにー!
仕方ないから本来お風呂ですることだけをして出てきた
入れ替わりにマイコがバスルームに入って行く
「なんでー?一緒に入れば時間短縮できたのにぃー」
っと、ふくれて言う
ふふっと笑いながら「恥ずかしいのー」って
でも、シャワーを浴びるってことはもちろんそのつもりだよね?
素っ裸のままベッドに滑り込んで待つことにした
枕の下にもちゃんと仕込んどいてー、ティッシュの位置も確認!!
今日は珍しくホテルだし、久々にゆっくり出来るから自然とテンションがあがってく
マイコがバスルームから出てきた!!