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ラ・カンパネラ【PSYCHO-PASS】

第6章 狂王子の帰還


――わたしのしるかぎりでは。



「髪にしようか目にしようか、嗚呼、君の遺品が貰えるならどの部位がいいだろう?」




「おい!狡噛、お前は――。」

部屋に入れば、慎也はファイルを漁っていた。

「ギノ。あの事件と同じだ。ただ殺意を持て余していただけの人間に手段を与え本当の殺人犯に仕立て上げてるヤツがいる。」
「落ち着いて考えろ。あの時は特殊樹脂だが今度はプログラムのクラッキングツールだ。全然違う!」
「そうかしら?二つが別だとしたら?人を殺したがっている者とその為の道具を造れる者とを引き合わせている人間がいたとしたら。ソイツが本当の黒幕よ。」
「泉!お前までいい加減にしろ!お前達はいるかどうかも分からない幽霊を追い掛けているんだ!」
「――佐々山は突き止める寸前まで行った。アイツの無念を晴らす。その為の3年間だった。」
「――お前達はバカだ。」

その頃、ホログラムの裏から死体が一体見付かっていた。
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