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【刀剣乱舞】三日月の瞳
第2章 三日月宗近という刀
「……」
自室で政府に送る報告書を書く。
紙には筆で『三日月宗近 顕現』と書いた。
「目の中に……三日月、ねえ……」
手を動かすのをやめ、ぼうっと天井を見る。
_先祖代々伝わる言い伝え。
ある姫君が、一振りの刀と、恋に落ちた。
特徴は、目にある三日月。
「……」
いや、考えすぎかと頭を横に振る。
姿勢を正し、報告書を横にどかし、仕事を始めた。
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