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【おそ松さん】6つの愛を受け入れて

第3章 お世話係になりました?




そんな様子の一松くんを不思議に
思いながらも私は一松くんと猫に近寄り
猫の頭を軽くなでた。

猫は瞳を細めながら長い尻尾を
ゆらゆらと揺らす。

その愛くるしさに私がにこにこと
笑みを浮かべていると…



「……」


『一松くん…?』


不意に伸びてきた一松くんの手が
私の頬を優しく撫でる。

猫から一松くんに視線を向ければ
ジッとこちらを見る一松くんと
目が合う。

あれ…おかしいな…

一松くんとの距離がどんどん
近くなってるような…


『い…ちまつ…くん?』



「……」


私が慌てて彼の名を呼んでも
一松くんは何も言わず顔を近づける。

そのあまりの近さに私は思わず
瞳をつぶりぎゅっと拳に力を込めた。


『…っ…ふ』


頬に触れる一松くんの親指が
微かに動き その何とも言えぬ
くすぐったさに

私は軽く吐息を漏らした。


「にゃあ」



「……っ…」


猫の鳴き声が聞こえると彼の手が
びくりと揺れたのが分かった。

そっと瞳を開けると一松くんの
顔が目の前にあり 私は顔が
赤くなるのを感じた。



「……可愛すぎるから お仕置き…」


『へ…?』



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