第3章 お世話係になりました?
ちゅう…と 一松くんの柔らかい唇が
私の頬に当たるのを感じた。
その突然の行動に私は頬を手で
押さえながら勢い良く後ずさった。
『い…いいい一松くん!?急にどうしたの!?ね…熱でもある!?』
一
「ないから…」
『でも…だって!』
わたわたする私を見て一松くんは
「はぁ…」と深きため息。
一
「お仕置きって言ったでしょ…」
『は はい!?』
どうしてお仕置きをされるのか
どうしてお仕置きがキスなのか…
頭の中で考えを巡らせても
答えは出てくれない。
ただただ顔を赤く染めることしか
出来ない私に不意に一松くんの
両手が伸びてくる。
一
「ほんと可愛すぎ…」
『…っ!?』
伸びてきた両手は私の顔を掴み
無理やり一松くんの方へと向かせられる。
一松くんはいやらしく舌なめずりを
すると熱の篭った目で私を
じい…と見つめてくる。
その視線から 何故か目を背ける
ことが出来ない。
それを許されてはいないかのように
体が動いてはくれない。
一
「今 ここで ぐちゃぐちゃになるまで…(ト「あ"ー!!やっぱりここにいた!」
『ト…ド松 くん?』