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【おそ松さん】6つの愛を受け入れて

第3章 お世話係になりました?





「…部屋こっち」


『え?あ…ありがとう。でも ケンカしてるの放っておいて後で怒られない?』



「ケンカしてる方が悪い」


ま まあそうなんだけどね。

私は苦笑を浮かべつつ
一松くんに手を引かれて
居間を離れた。


『一松くんたちのお家 けっこう広くて綺麗だね。お母さんがお掃除上手なの?』



「俺たちがよく壊すたびに修理してもらうからだよ。母さん面倒くさがり屋だし…」


『…その 壊すってさ 具体的に聞いてもいい?』



「具体的に…?」


階段をのぼった所で立ち止まり
一松くんは目線を少し宙に向ける。



「…玄関が粉々になったり ふすまが破れたり 壁に大穴あいたりとか」


『粉々…?壁に大穴…!?』


ふすまが破れたりするのは
分かる気もするけど
あとの2つはなんなの!?

家の中で戦争でも
してるの!?



「あとは覚えてない。…そんなに気になるなら あとでチョロ松兄さんに聞いてみたら?」


『チョロ松くん?…えと 何色パーカーくん?』



「緑色パーカー」


『緑ね。分かった 聞いてみる』


詳しく聞いておかないと
なんだか怖いからね…

と言うか さも当たり前に
言ってのける一松くんも
何かしたことあるのかな?

それもチョロ松くんに
後で聞いてみようっと。



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