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第2章 バレー馬鹿


選手達同士で挨拶をする中、私は清水先輩、武田先生と、青城の先生に挨拶をしていた。そして・・・青城はマネがいないので手伝って欲しい、とのことで私が残ることに。
『国見ちゃ~ん!』
「あっ、久しぶり」
「?!何何?国見、知り合い?」
「同中です」
「あぁ、前島か」
『岩泉さん!お久しっス!』
おぉ~!岩泉さん、覚えてくれてた~。
「へぇ~、北川第一の!」
『ハイ!一応、バレー部でマネやってましたんで。岩泉さんに国見ちゃん、金田一は知ってますんで』
「俺だけ呼び捨てか・・・」
「ドンマイ」
国見ちゃんが金田一の肩を叩く。

私は岩泉さんにメンバーを紹介してもらってドリンクを作りに行く。
そんな中、1セット目に事件が!
日向のサーブがミスで飛雄の後頭部へ。
『ちょっ!トビオちゃん!大丈夫?!』
「・・・・・」
『・・・日向、馬鹿なトビオちゃんの頭がこれ以上悪くなったらどうしてくれるの?!』
「っ!!」
「(果穂、何気に酷いな)」
とにもかくにも、飛雄の頭は大丈夫だったよう(中身はわからないが)で、日向も無事(?)に通常運転に戻った。

そして、再び、ドリンク作りに戻ると・・・
「あっれ~?君、烏野のマネちゃん?」
『!』
声を掛けられた。このチャラそうな声は・・・振り向きたくないけど、振り向くしかない・・・か。
「ソレ、青城(ウチ)のドリンクだよね?」
『はっ、はい!』
「ふぅ~ん。でも、こんな重たい物を女の子に持たせるわけには・・・いかないよね~☆」
『いえ、結構です。では』
私は持ってくれようとする彼を無視して、そそくさとドリンクをカゴごと持って行く。

ヤバイヤバイ!まだ、気付いてないみたいだけど、バレたら大変!今の!間違いなく!あの人だ~!
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