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第2章 バレー馬鹿


そして・・・青城との練習試合。
バスの中、日向の調子は散々。あ~、田中先輩、ご愁傷様。日向は極度の緊張状態のため、着いて早々、トイレへ。後から行く私達の前に青城の生徒2人が噂話をしているのが聞こえてきて・・・田中先輩が威嚇。その上、月島が嫌味を。なんとか、澤村先輩が止めに入って何もなくて済んだ。
けど、青城の生徒1人が飛雄に近づいてきて。
「久しぶりじゃねーの王様。そっちでどんな独裁政権敷いてんのか楽しみにしてるわ」
「あぁ」
「なんだあいつ。大人しいフリしやがって」
トビオちゃんは返事をしただけで先輩方の後を付いていった。菅原先輩と田中先輩に叩かれてるけど。
飛雄に話しかけた生徒が同中の金田一と気づいて私は大声で彼を呼んだ。
『金田一~!!』
ビクッ
「前島?!お前も烏野だったのか?」
『まあ、それは置いといて・・・』
「は?」
『・・・例の・・・女子にモテてチャラチャラしてる人は・・・いるの?』
「あ~、及川さんな。遅れて来るらしいぞ」
『げっ、来んのか』
私は思わず嫌な顔をしてしまった。
「お前、本当にあの人のこと嫌いなんだな」
『当然じゃん!つーか、金田一、そん時は隠して!私を!』
「はあっ?!」
『だって、国見ちゃんじゃあてにならないんだもん。塩キャラメルで買収されるし』
「・・・・・(有り得る)」
『デカイ方に頼むのは当然でしょ?』
「まあ・・・な」
『じゃあ、そん時はよろしく!』
「おっ、おう」
「金田一、あの女子と知り合い?」
「えっ、あぁ、同中のヤツっスよ」
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