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第1章 初恋のキミ


3対3の日 体育館
飛雄には見に来るな、と言われてたけど、こっそり見に行った。
「?」
『!!』
先輩らしき人に気付かれた~!どっ、どうしよう?!
「・・・君、影山か日向の知り合い?」
『えっ、あっ、はい。トビオちゃんの幼馴染です』
「成程。あっ、俺は3年の菅原孝支。副主将だよ。君は?」
『あっ、はい。前島果穂、1年です』
「前島ね。隠れてたのは何で?」
『トビオちゃんには見に来るなって言われてたので・・・』
「あぁ、成程ね。けど・・・気になるんだよね?」
『はい・・・』
「じゃあ、こっちで。こっそり、ねっ?」
『あっ、はい!ありがとうございます!』
菅原先輩か~。なんか優しそう。先輩に教えられた場所で、こっそり見学する。その中で、飛雄達のチームメンバーが、日向と2年生の田中先輩だと知る。相手チーム、例のメガネ君が月島、ソバカス君が山口、で、もう1人が3年生の主将の澤村先輩だと教わった。

試合が進んでいく中で・・・
『トビオちゃ~ん!』
ギクッ
「お前っ!何、見に来てんだ!ボゲェ!来んなっつっただろ?!」
「あ~!この前の!」
「女子だ!!」
飛雄には怒られちゃったけど、見てたら、つい?
「あの子、この間の・・・」
「えっ、あの女子、影山の知り合い?」
バレー部の皆さん、全員に見られてしまった。
『あ~、知り合いといいますか。幼馴染で、同中の元バレー部のマネージャーです』
「!!」
「ってことは、北川第一?」
『はい』
「それはまた・・・」
私の紹介はこの辺にして、試合の続き。最初はマグレかと思われた飛雄と日向の速攻。凄い凄い!
私も思わず、その場で飛び跳ねちゃった!やっぱり、飛雄のトスがちゃんとスパイクされるのがいいよね~♪
飛雄と日向の相性がいいのがわかって喜んでいると・・・いつの間にか試合は終わり、勝ったのは影山・日向チーム。主将の澤村先輩から入部を許可された2人と他2人もマネージャーさんから、烏野バレー部のジャージを受け取っていた。
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