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【イケ学】*sweet time*【恋色デイズ】

第3章 【イケ学】手を繋いで【亮二】


その日夕飯の時間になっても亮は帰っ てこなかった。

…どうしたんだろう亮…

バタンッ

寮の扉の開く音。
もしかして亮が帰ってきたのかも!
私は部屋を飛び出した。

玄関に行くとそこには啓一郎に抱えら れたボロボロな亮の姿…

「亮!!」
慌てて亮に駆け寄る。

「すぐそこでフラフラになってるのを 見つけてな。手当てしてやってくれ」

うなづく私

「っ!はなせよ!手当てなんかいら ねー…痛っ」

「ダメ!怪我してるじゃない!」

梅さんから救急セットを借りてきて亮 の部屋で手当てをする。

「…」

「…」

顔は擦り傷と殴られたような傷ばかりだし手も血がにじんでいる。

「どうしてこんなこと…」

「一方的にからまれたんだよ!ぶつかったとかぶつからないとかいいがかりつけてきやがって」

イライラした様子の亮。

「もう喧嘩なんてしないで?」

亮の手を両手でぎゅっと握る。

「…離せよ。お前は晃と仲良くしてれ ばいいだろ!」

…は? なんで今晃の話が出てくるの?

「晃と喧嘩は関係ないでしょ!」

「…お前が他のやつと仲良くしてると イライラすんだよっ!」

亮…それって…



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