第7章 「序章」
「おつかれさまー」
「おつかれ」
店が閉店して、ホスト達はそれぞれに帰っていく
「おつかれ、なぁ、みつ今日家来るだろ?」
「ん?うん」
「裕太も来いよ」
「え?いいんですか?」
「なんで?」
「いや、行きます」
太輔からの初めての誘いだ
家について、酒を飲みながら話をしていた。
「で?裕太は今どんな感じなの?指名はいってる?」
「裕太結構人気あるよ?な、裕太」
「いや、そんな事ないけど」
「指名取るためにどうすればいいか教えてやろうか?」
「うん」
宏光が間髪いれずに答えた
「ばかっ、お前はいいんだよ」
「なんでよ?ずるいじゃん?裕太だけー!!」
「お前は今のままでいいの、お前が売れちゃったら誰が俺のヘルプにつくんだよ」
「あ、そっか」