• テキストサイズ

HQBL * 猛 禽 類 の 想 う こ と

第3章 君心地、春心地。











「1年、佐藤です。中学ではMBやってました…!よろしくお願いします!」



―――ある日の放課後。
今日から新入生の部活見学が始まった。男子バレー部は体験も出来ると部活勧誘のチラシに書いてあった為、赤葦は自分のシューズとサポーター、練習着を持ってきていた。

……そして。


「赤葦京治です。○○中でセッターやってました。高校でも、ポジションはセッター志望です。よろしくお願いします!」


声を張りつつそう言って、軽く頭を下げる。前に並んでいる先輩達は、「よろしくな」と口々に言っていた。





「じゃあまずはウォームアップでパス練習やるぞ。1年生も入ってやってみっか!」



―――梟谷の先輩達は、すべてにおいて綺麗だ。と、赤葦は思う。

アンダーパスの腕の締め方、オーバーパスのしなやかさ、そして――パス練習全体において姿勢が崩れない。




/ 55ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp