• テキストサイズ

HQBL * 猛 禽 類 の 想 う こ と

第3章 君心地、春心地。







桜、あえなく散っていく春。

赤葦京治は、梟谷学園高校に入学した。


幼い頃にバレーボールというスポーツに出逢い、小学校、中学校と部活に入ってそれなりに練習を重ねてきた。

中学校ではそこそこ強いチームのレギュラーになって、試合ではそれなりに頑張っていた。


だけど。
今年からは少し、気合いが違う。


梟谷学園は、男子バレー部の強豪校。
そして、1つ上の学年に凄いスパイカーがいると聞いた。

―――名前は、忘れたけど。

その人にトスをあげられるようになれば、自分もまた1つ成長したと実感できるかも知れない。



「まだ4月上旬なのに」


7割方散っている桜を見て、赤葦はぼそっと呟いた。






/ 55ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp