第4章 ☆徳川家康☆ ~負けだよ~ /完結
『そうだよ…?』
そう言って、また首をかしげながら俺の顔を両手で挟み口づけをしてきた。
まだ幼さが残るかと思えば、艶のある女のしぐさをして俺を翻弄して…
―いったい、どういうつもり
今度こそ心臓がとまる…
動揺している頭とは別に、俺の下半身はとても正直で先ほど果てたばかりだと言うのにもう復活して綾の中ではち切れそうに主張している。
綾もそれに気づいたようで少し頬を染めて俺を見上げていた。
『煽ったのは、あんただから』
そう囁いて、綾の耳たぶを甘噛する。
身体を起こし、綾の腰を持ってわざと大きく突き上げる。
とたんに綾がいい声で啼きだした。
『ああっ、、あん。家康…家康、あっ、あ』
手の甲で口を押さえてまだ恥ずかしながら啼く綾をもっと恥ずかしめたくて側にあった腰ひもを素早く両手首に巻き付けしばる。
一瞬、驚いた顔をしたが
『大丈夫…恥ずかしがらずにもっと声きかせなよ』
そう耳もとでささやき、顔の両端に手をついて綾の顔を見ながら奥の方を優しく突き続ける。