第1章 ☆徳川家康☆ ~幸福な道~ /連載中
― スッ
目の前に短刀が見える。
(???)
意識と痛みがさらにハッキリしてきた。
―これは、援軍がきている
外に無数の気配も感じられた。
差し出された短刀を口でくわえ、素早く手の縄を切り足の縄を引き裂いた。
―がしゃん!!
ゆらゆらと立ち上がり酒盛りしている俗…いや見知った奴等を見据える。
それと同時に味方が扉を蹴破り刀を一斉に構えた。
先陣をきって中に入ってきた信長様が口の端をあげながら
『俺の大切な駒を人質にするとは貴様ら覚悟できているのだろうな?』
『織田信長自ら、救出にくるとは…!!』
『おまえ達 ひ、ひるむな!! かかれ~!!』