第1章 ☆徳川家康☆ ~幸福な道~ /連載中
『邪魔するぜ』
- 邪魔するなら帰って
俺は政宗さんの言葉を聞いてつい言ってしまいそうな言葉を飲み込む。
『綾は?』
秀吉さんが庭を見まわす。
『さあ、あの人のいるところは騒がしいのですぐ家臣が見つけてくるでしょう』
『失礼します』
家臣に連れられて綾が顔をだす。
『秀吉さん!! それに 政宗!!』
そう言って一層の笑顔を客人たちにむけ今にも胸に飛び込まんばかりにかけよる。
『元気だったか』
『全く、お前がいない安土城は潤いがなくて淋しいぞ』
そういって政宗さんは綾を抱き寄せる。
-ちくっ
まただ、ここのところ体調が悪い
胸が、苦しい