第4章 月日は過ぎて文化祭

『…………ってことがあってさー』

一「………ふーん」

『でもね、悪いことでもなかったんだほら！見てみて！！』

割引券をチラリと見せる。

一「…………！」

『フフン。明日にでも行ってみる？』

一「…行く」


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一「…………………」

『…………………すー。』

一「……バカ面。」

おそ「ん？一松にあや子か。仲いいなー。相変わらずあや子にベッタリだよなお前。いっつもひっつき虫みたいになってよ。あや子も大変だなぁー」

チョ「勉強でもしてたのか？」

おそ「一松が？勉強？ないないない！」

一「……………(ﾑｶｯ)あーあ。邪魔が入っちゃったね。」

チョ「…………は？」

一「……見てわかんないの？」

おそ「…………」

チョ「なっ、お、お前……まさか」

一「ヒヒッ。この間ので皆が狙ってんのは分かったからさ。こうなったらもう手を出したモン勝ちだなーって。どうせ俺はクズでゴミだからね、今更何をしたってこわくないよ。」

チョ「う、嘘だろ！？嘘だと言ってくれあや子！というかこっちに来い！そいつはもう狼だ！！！」

一「『…………一兄がいい……』」

チョ「お、おそ松兄さん！何か言って……」

おそ「………………」

チョ「だっ、ダメだ！この長兄戦意喪失になってやがる！つかいもんにならねぇ！！」