第4章 月日は過ぎて文化祭
「のった!君、いい考えだわ。私とともに生徒会に入らない?」
…ん?うちってそういう制度だったっけ?まさに独裁政治だわ。
チョ「レンタル彼女かぁ。……いいなそれ。」
『チョロ兄。顔顔』
と言うか、あなたはやるほうでしょーが!
なーんかメイド喫茶と変わらないような。女子に需要なさそうだけど…まっ、いっか。
「そうね。基本的におさわり禁止。なにか要望があったらこちらが用意した紙に書いてもらう。それで何円かはレンタル彼女が決める。レンタル時間は…着替えメイク合わせて1時間ってところね。範囲はもちろん学校の中。これでどうかしら。」
…そんなキャバクラみたいなのって………先生達が許してくれるのかな?
「あんまりはしゃぎ過ぎるなよ。ってか、先生って参加OK?」
………あなた一応生徒指導の責任者ではなかったですっけ!?
「お金さえ払ってくれるなら基本的に誰でもOKです」
うわー。がめつい。
「何か言いました?松野さん」
……げっ。口に出てた!?
『な、なんでも……』
「言っておくけれど、貴方は強制参加よ。いい商売ができそうだわ。部活動には私が言っておいたから。」
はっ!?
「………あなた私に借りがあるんでしたわよね?」
…………そうだった。私この人におびき寄せのとき化粧頼んだんだった。い、今頃になって…………
『………よ…………喜んでさせていただきます』