第3章 売られた喧嘩は買う主義なの!
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一「…」
あや子を探し、兄弟はそれぞれ探し始めた。多分俺は当たりを引いたんだろう。路地裏を探していた所、ここに連れてこられた。
「あはは!君、松野おそ松くんだよねぇー。わざわざ自分から来てくれるなんて探す手間が省けたよ。君の妹預かって……ぐはっ!?」
…ってまあ、簡単にやられる訳ないけどね。
一「…ってまたおそ松兄さん絡みか。」
正直鬱陶しい。
「こ、この……」
ひとりに対してこれだけの人数。おそ松兄さんへの警戒が半端じゃない。
「お、お前……これだけの人数相手に出来ると……」
一「…思ってるけど?ねぇ、十四松」
「…はぁ?ぐっ!?」
このバカたちは後ろに脅威が迫っていたことに気づかなかったようだ。
十「やっきう!やっきう!」
一「…さあ、殺ろうか?」
俺らに手を出したこと、後悔させてやるよ